*怠惰的バリ島紀行* 
その3。妖しいダンスに溺れる夜。。。(-.-;


      


さて、今晩王宮(プリ・サレン・アグン)で行われるダンスのチケットは
手に入れた。開始時間は19:30。今は17:30。。さ〜てどうしよう。
まず腹ごしらえでしょう!って事で、歩いてすぐに所にある「チャンド
リー」というレストランに入る。ここは1972年創業の歴史のあるレスト
ランで、手頃な値段でローカルフードが食べられる。『るるぶ』にも
載っているけど値上げしたりしないし、気取りのないいかにも現地の
おか〜さんが作ってくているような料理は温かい感じでいい。
Bergedel meat(Rp13000)とMix Juice(Rp8500)をいただく(上の画像
参照)。
ブルガデル・ミートは、小さいけどとても味の良い、サクサクに揚った
鶏肉ベースの肉団子が9個。これが揚げ立てで熱くて美味し。
白いご飯にとても合う。
優しい味の野菜炒め(キャベツやニンジン等)に、トマトたっぷりな手作
りサンバル(手前のピンクのお皿に入っているモノ)が付け合せ。
美味し〜っ(*^O^*) ジュースもとても美味。
トイレを借りて(ここのトイレは比較的マシな方。床はびしょびしょだけ
ど。。)外に出る。

まだ18時過ぎ。。ちょっとプラプラするがとりたててする事も無いので
プリ・サレン・アグンの中に入る。観客用のイスは並んでいたが誰もい
ず、ガムランの演奏者が衣装を見に付けたまま、ちらほら集まってくる。
さっき「チャンティっク」で買ったブラウニーを食す。見た目よりチョ
コぎとぎとではないが、ナッツぎっしりで重め。味はなかなか美味(^-^*

ぼ〜っとしてたら、現地ガイドのパトラさんという人が自分が案内して
きた日本人カップルの席を確保する為に私の横に座った。その人達は
食事をしに行ったんだそうだ。お互いヒマなのでお喋りする。
巻き舌発音が多いインドネシア語圏の人達には、日本語の平坦な発音
が難しいんだと言う(「つ」が「とぅ」になっちゃうとか)。
他にも語尾変化とかがとても「むぢゅかしぃ」と言う。
ふ〜ん、なるほど(^-^;

そんな風にしているうちに少しづつ人が集まりだし、楽器も定位置が運
ばれ、目の前に聳える割れ門の周りに灯が点される。
割れ門の横の塀をおじさんが一人よじ登り、割れ門の上の方まで登って
灯を点す。この門の上段は普通の建物の3階くらいの高さがありそう。。。
スゴいんですけど〜っ(◎o◎)


       

女性と僧侶がゴングという大きな銅鑼の下と舞台の中央奥にお供えを
して聖水撒いてお祈りをしていく。線香の匂いがふわ〜っと香る。
19時頃から大分暗くなり、ほぼ満席。盛況である。
19:30、ゴングの合図でガムラン演奏隊が入場。演奏が始まる。始まっ
てすぐに一斉に照明(ライト)が消えて、点々と灯されたオイルランプだけ
になる。演出か?と思ったらだ1つ目の“クビャールトロンボン”という
ダンスが始まっても明るくならず。5〜6分して唐突にライトがパッと点
いた。
その時点で、あ!停電だったんだ!!とやっと気が付く(^.^;

その後は滞りなく演奏も踊りも続いた。
ガムランはやはり生で聴くと美しい。うっとり聞き惚れる。
踊りでは仮面を被って踊る“トペン”という種類の踊りがなかなか面白く、
すっごいじ〜さまのマネをして踊ったりコケたりふざけたりする“トペン
トゥア”のよたよたさ加減と、森の中を一人遊びしている魔人を模した
というコミカルでアドリブの多い“ジャウック”が面白かった。
あとは最後の演目“ピマニュウ王子の物語”の王子のお付きの人役の
おっさん2人組により狂言まわしが絶妙。バリ語の台詞は全然意味が
分らないんだけど、何故か面白くて笑える。
“クビャールトロンボン”は若い男性に扮した女性が踊りながらトロン
ボンという楽器を演奏するもの。
これはもう何回か他のグループの公演でも見ている。
これは今日のより、昔見たスマラ・ラティというグループの方が上手か
ったように思う。下手ではないんだけど、あっちの方が“上”という感じ。
もう一演目“キジャンクンチャナ”という金色と黄色の鹿を模した衣装
に身を包んだ少女5人の踊りも躍動感あって華やかで可愛らしかった。
この踊りの前がよぼよぼじ〜さんの、かなりスロー再生で見ているよう
な踊りだったので、始まった時目が追いつかなかった(笑)


     ↑おじ〜ちゃん登場♪       ↑この掛け合いが絶妙!

うっとりとガムランに浸って、21時ちょっと前に終了。
歩いてホテルへ直帰。
モンキーフォレスト通りはハノマン通りに比べ歩道がきれい、とは言え
そこはバリの道(^-^;だもの、段差あり陥没あり。山あり谷あり、犬は歩
くは「タクシー?」おやじ&に〜ちゃんは出没するわ暗いわ、トラップ
盛り沢山な道を転ばぬようにドキドキしながら無事21時には帰り着く。
平らな所でもコケる私は「あ〜転ばないで良かった!」と本気で思った。
なかなか寝付かれず。一冊読破して就寝したのは2時ころ?
さ〜て明日は何しよう。。ライステラスでも見に行こうかな。。

                            その4。につづく。。