*混迷的シンガポール紀行* 
その5。ジャングルの闇は深く。。。


         


19時すぎ、ロビーでちーちゃん親子と合流。
タクシーで、一路ナイト・サファリへと向かう。
街中を通り抜け、緑が更に増えて郊外っぽい団地が立ち並ぶ景色が広がる。
シンガポールは道路が広くてよく整備されている。
でもね。。街中から続く普通の道路走ってると思うんだけど、タクシーのスピード
メーターがキンコン♪キンコン♪って鳴ってる。。って事は時速100km越えてる
って事だよね!\(◎o◎)/
このキンコン♪だけじゃなくて、シンガのタクシードライバーはみんな結構運転が
荒い。。
どんなに街中が整備されていようが、ここがアジアだと実感するのはこんな時(笑)

ナイト・サファリには前に来た時、ツアーに含まれてて一回経験ずみ。
その時はここのお土産売り場横のレストランでブッフェを食べたけど、とってもマズ
かったのだけはハッキリ覚えてる(^-^;
あとはガイドが急かすのでゆっくり出来なかったなぁ。。という印象が残っている
だけなので、今回、どうしても自力で来たかったのだ。
今度はゆっくり見れるハズ。。わくわくo(*^-^*)o

19:30頃にはナイト・サファリ入口に到着。タクシー代は約$16。
ここ、ナイト・サファリはシンガポール動物園の隣にあって、夜だけ開園している。
シンガポール動物園(こちらは昼間だけの動物園。朝8:30からやってるらしい)は
世界初の“オープンシステム”の動物園として有名だ。
オープンシステムとは、動物を檻や柵で区切らずに、地形(水路など)や植物等
あくまで自然な物で境界線を作って人と動物を分ける、という方法だ。
より自然に近い環境で飼育される動物達を間近で見る事が出来る。
ナイト・サファリもこのオープンシステムというコンセプトは活かされていて、夜行性
動物の生態が間近で見る事が出来る。
トラムに乗って回るコースと、歩いて回るコースがあるが、トラムでしか行けない
コースや、徒歩でしか見れない動物なんかもあって、結局トラムと徒歩と両方の
コースを楽しんだほうがよさそう。
自力で行くと色々な事が解ってやっぱり面白い!
だからなのか?どのガイドブックにも“入園料は$15.45”と書いてあったが、実際
チケットブースで渡してくれたのはトラム代$5も含めた$20.45のチケットだった。

すぐにトラム乗り場に行くが、団体客も多く長蛇の列が出来ていた。
う〜む、と思ってちょっと並ぶがちーちゃんママが本数の少ない日本語トラムが
止まっているのに気が付いて皆でダッシュ!(^-^;
出発時間ギリギリで運良くトラムの1号車に乗ることができた(^-^)v
ホテルを出る頃はまだ明るかったけど、すっかり日が暮れていい感じに暗くなって
きた。よしよし(笑)

トラムがゆっくりとイーストループを回る。ここは歩いて回れるコースがある方で、
時々そのトレイルコースがトラムコースを横切ったりもしている。
熱帯雨林を再現したジャングルの景色はリアルで暗い。
動物達は自由に自分たちに与えられたエリアを動いていたりするので、トラムガ
イドの「あの手前の窪みにいるのが○○です。ご覧になれますでしょうか?」等と
いう説明に、一生懸命目を凝らす。
左右に動物はいるのだが、象とかキリンとかは左側に見える。子供さんはこっち
に座らせてあげた方がいいかも。
トラムは出発点のトラムストップ@の近くを通過し、トラムでしか回れないウエスト
ループに入る。マレーバクが「きゅ〜んきゅ〜ん」という感じの鳴き声で呼び合って
いるのが聞こえる。う〜むこんな声なんだ。。
木々や草の間に間に見え隠れする動物達を探しつつ、トラムは約45分かけて
1周する。

実は日本語トラムに乗ると途中下車させてくれない、という事は調べて知っていた。
英語トラムだとイーストループの一番遠い所にあるトラムストップAなんかで下ろし
てくれて、少しトレイルしてまた乗って帰ってくるという事も出来る。英語もそんなに
難しくないし、英語トラムでもいいか〜と大人3人は思っていたが、ちーちゃんがぐず
ったので日本語トラムに乗った。お子さんいるって大変だね。。(^.^

入口近くの“フィッシングキャットトレイル”から少し歩こうか、と皆で進む。
確かにトラムからは見れない動物がいるし、トラムから見られる動物もかなり近くで
見る事が出来る。危険な肉食動物の前には透明な区切りがちゃんとついているの
で怖くない。
それよりも必要最小限しか灯りが無いトレイルコースはねっとりと暑くアヤシゲで、
すっかりジャングルトレッキングしている気分(^-^*
トレッキングコース半分くらいでちーちゃんも疲れてきたので、もう一回トラムに乗っ
て帰ってくる。
乗る時に、チケット半券に残っていたもう一枚のトラムチケットが切られる。
そういうシステムなのか。そんなのどこのガイドブックにも書いてなかったな。

英語トラムに乗ってすぐにちーちゃんが寝てしまう。
大人3人はもう一回同じコースを見て回る。
先刻より確実に動物の動きがいい。。
ここはあまり早く行くより、ちょっと遅く行った方が動物が動いてるのかも。。
ここは深夜23時までチケット販売してて0時までやっているので、どこかで夕食
済ませてきても余裕で楽しめる。

21:30頃、ねむねむなちーちゃんを連れてタクシーに乗る。
ちーちゃんとちーちゃんママはまだ夕飯を済ませていない、って事で空腹。
ホーカーズ・センター(屋台街)に行こう!という事になっていた。
話し好きで妹?が日本企業に勤めているのがご自慢らしいドライバーにどこの
ホーカーズ・センターがいいか尋ねると、ホテルがメリディアンならクラーク・キーが
いい、と言う。でもチャイナタウン近くにあるラウ・パ・サ・フェスティバル・マーケット
の方がサテ(マレーシア風焼き鳥)の方が美味しい、とも言ったのを聞き逃さず
チェック(^-^;b
はじめはすっかり目が覚めてご機嫌だったちーちゃんが完全に眠ってしまった。
しかも街中のタクシー乗り場はなかなかタクシーが捕まらないらしく長蛇の列が
出来ていた。
ドライバーさんにホテルに帰ってと途中で告げると、屋台街に連れていって待っ
ててあげるから、何かテイクアウェイしておいで、と言う。
ああうれしや(^-^)
クラーク・キーは結構お店が閉まっている様子だったので、ラウ・パ・サに連れて
いってもらう。

ちーちゃんママとSHIさんに買い物に行ってもらい、私は寝ちゃっているちーちゃん
とタクシーに残る。しばらくして収穫物を手に2人が帰還。
そのままホテルに連れていってもらう。
けどね。。こんなに遠回りしたのにタクシー料金は行きとあまり変わらず。。
なんでだろ〜??(-"-;
ちーちゃん親子の部屋で一緒にご飯。ちーちゃんママ→クィティオ(丸のままのカニ
かま入り)、SHI&私→ホッケンミー?半分づつ。
すっかり元気になったちーちゃんはママのを分けてもらって食べる。
チキンとラムのサテを皆で分けて食べる。
ここのサテはなかなか独特な食感とスパイス使いで、ちょっと変わっていた。
あまり好みではないかな。。
でもラウ・パ・サは中もキレイで、屋台がいっぱ〜〜いあって、とても雰囲気が
良かったよ!と、嬉しそうにSHIさんは語ってた。
元々フィッシュマーケット(魚市場)だった八角形の屋根のある建物を改装して
作ったこの屋台街は、この前来た時はちょうど改装中だった。
今回、どうしても来たい!と思ってたけど、スケジュール考えると無理かなぁ。。
と思ってたので、雰囲気を教えてもらえただけでも嬉しい。

食事を終え、自分たちの部屋に戻る。
シャワー浴びたりいろいろして、0時すぎに就寝。
ちょっと食べすぎ?胃が重い。。。(-"-)

                         その6。につづく。