*大自然的ボルネオ紀行* 
その5。いざ屋台へ!


           


一休み。。のつもりが、ついついNHKの海外向け放送に見入ってしまい
18:30近くなって部屋を出る。
どうやらホテルから歩いていける所に屋台街があるらしいとは聞いていた。
だけど、どこだか皆目分らない。
で、ベルボーイに訊くと「ホテルを出て右に、道沿いに10分くらい歩いた
所にある」という。
教えられたとおり、歩道なき道。。つまり車道の端っこを歩く。
その車道と海との間には公園?みたいな緑地が広がっており、かなり暗
くなってきているのに何故だか人が沢山いる(^-^;
道を見失い、スポーツクラブみたいな建物の敷地を横切り、車道の横に
出て。。とりあえず道なりに歩く。
15分くらい?歩いたころ、とってもとってもローカルぽくってこじんまりとした
屋台街に着く。
どうしてもラクサを食べたくて探すが、開いてない屋台も多くて見当たら
ない。すぐに諦めて(笑)、串に刺してあった鳥の焼いたのがあまりにいい
色だったので、ある屋台で食べる事に決める。
ここは小さい男の子とそのおね〜ちゃん、その母親がやっている屋台。
おか〜さんがテーブルまで来て「何か飲むか?」みたいな事を(多分)聞い
てきたので、向こうの台に山積になってたヤングココナッツを頼む。
おか〜さんが何か叫ぶと、そこにいたおじさんが鉈でぱっかんぱっかん!と
ココナッツに切れ目を入れ、ストローを挿してくれた。
すこ〜し冷たくて、全然青臭くなくて、美味しい(^-^*
奥でおか〜さんが料理をし、おね〜ちゃん(7〜8歳?)は焼き鳥やサテ
の注文が入るたび、炭火を均等にしてちゃんと焼いてお皿やお持ち帰り
パックに入れて運んでいる。
英語がちゃんと話せるのも、このおね〜ちゃんだけらしい。
男の子はまだお手伝いするには小さくて、イスに座ってじ〜っと私達を見
てる。笑いかけるとちょっと恥ずかしそうににこっ(^-^)とする。
そうこうしているうちにおね〜ちゃん(6〜7歳?)がお料理を運んで来た。
“ミーゴレン”と“ナシチャンプル”を頼んだハズだったんだけど、運ばれて
来たのは“ナシゴレン”と“ご飯の青菜炒めのせ”(笑
ま〜いいや!と、Sと顔を見合わせて笑いつつ、それを食べる。
注文した時、おか〜さんってばちゃんと復唱してたのにね。。。;;^.^)(^-^;;

           

これと焼き鳥(手羽をびょ〜んと伸ばしたような格好で焼いてあり、あまい
味付け。これに辛い醤油?みたいなソースを付けながら食べる)を2本。
どれも優しい味付けで、青菜炒めはしゃきしゃきしてるし、ナシゴレンは
いい感じにパラパラしてるし、美味(*^-^*)
蚊がブンブンいっぱいいるのには辟易したけど、虫除けスプレーを身体に
悪いんじゃない??って言うほど付けた上で、どこでもべ●プも下げてる
からとりあえず大丈夫みたい(^.^;
ココナッツは中を全部飲み終わって、おじさんの所へ持って行くと割ってく
れる。一緒にくれるココナッツの実の外皮の端っこを匙代わりにして中の
プルプルを食べる。
ちょっと不明瞭会計だったけど(^-^;; ま、ほぼ屋台価格だった。

20時ころ、そこを後にして車道沿いをてくてく歩いてホテルに戻る。
途中の緑地は更に沢山の人がいて、音楽を流して踊ったり歌ったりして
いる様子。なんと!七色に輝くミラーボールまで持ち込んでいるグループも
あった。流れる音楽はインドっぽいような、アラブっぽいようなポップス。。
なんだろう。。野外ディスコ??
風があまりなく、蒸し暑い感じ。あまり日本と変わらない気候。

街灯が少なくて暗い道をひたすら歩き、無事ホテルに帰り着く。
エントランス入ってすぐのラウンジバーで一休み。何か甘い物が食べたい
んだけど。。と言うと、ウェイターさんがデザートメニューを持ってきてくれた。
S→タルトタタン(ラムが効いてて大人の味)とコーヒー。私→アイスカチャ
ン(マレーシア風カキ氷。すっごくこまか〜く削った氷に小豆やらコーン(!
)やらが入っており、ローズシロップとココナッツクリームがかけてあり、バニ
ラアイスが乗っているってシロモノ。。
味はいろいろ盛り沢山すぎてぼんやりしてしまってる。お上品な味?って
言うのが正解なのかもしれないけど(笑)とエスプレッソ。
生バンドの演奏ききながら、まったりする。ワイン・ビュッフェもやっていて、
ヨーロッパ系?観光客率高し。しかも結構ご年配のカップルがゆったりと
ワインを呑み、フィンガーフードをつまみ、いきなりバンド演奏に合わせて
踊ったりしている。
適当に賑やかで、でも五月蠅くなくていい雰囲気。

21時ころ、席を立つ。エントランス脇の階段を下りて海辺を散歩。
雲が厚く夕陽は全く見れなかったが、今は朧月が見える。
若いカップルがあっちこっちに潜む海岸沿いの道をぐる〜っと周遊して(笑)、
少し庭で迷ったりしつつ部屋に戻る。
やっぱりラサリアの方が敷地が広く散歩のしがいがあったし、ここは夜闇
に紛れていちゃつくカップルが多すぎて散歩もおちおち出来やしない。
あと飛行機の離発着の度にその騒音がすごい。五月蠅いぞ(-"-)
エアコン止めても寒く、布団にくるまってごろごろ。
しばらくお喋りして0時すぎに眠る。

                             その6。につづく。