*大自然的ボルネオ紀行* 
その4。そういう私達も十分アヤシイ??(^-^;ヾ


       


6/19(水)
目覚まし時計のアラームが鳴った7時まで熟睡。
やっと起き上がるまで10分経過。。
すっかり“旅に行くと早起き”の習慣は無くなってしまったらしい。。
若い頃はそうだったのに。。逆行してる?(笑

8時には朝食を食べにカフェテラスまで行く。
庭に臨む屋根付きだけどアウトサイドの席には、昨日座ったフロアから
もう1段下がった所もあり、今日はそちらに座る。
こちらの方がより庭に近い。
昨日とはパンも惣菜もちょっとづつ違ってて、Sが昨日目を付けていた
「明日はこれ食べよう!」と思ってた赤っぽい生地のパンが無くてがっかり
してた(笑
私は昨日から丸い鉄板の上で何か焼いているのが気になってたので、
その係りのおね〜さんの前に行く。
これ何?と訊くと、ロティチャナイだ、と言う。
一つお願いするとおね〜さんは小麦粉を捏ねて丸めたような生地を1個
取り出し、華麗な手さばきでぺたんぺたん♪と伸ばして、薄くてま〜るい
形にしてしまった。すっご〜いっ(^O^)これを鉄板で焼く。
もちもちしていて美味。
他のおかずと一緒に食べる。白身魚のコロッケみたいな“FISH CAKE”
が美味い。すこ〜し曇っているけど、遠く木々の間に見える海の波音を
聞きながらの朝食はおいしい。
昨日の乱入鳥が今日も来ているらしい。
遠くの席から悲鳴や驚きの声が聞こえる(^-^;
でも私達の近くには来なかった。

お腹いっぱいになったし、今日の昼にはもう、もっと空港に近い所にある
シャングリラ・タンジュンアルーホテルに移動しなくてはいけないので、また
もやホテルの周りを徘徊する事にする(^-^;;
カフェテラスから真っ直ぐ庭を突っ切り、プールの横を通り抜けて海辺に出
て、まずはそこからず〜〜っと左側に向かって歩く。
海岸線は右に緩く湾曲しながらなが〜く続き、岩場になっていそうな岬
が見える。非常に細かいホワイトサンドの砂浜はとても歩きづらい(-"-;
見た目はとてもキレイなんだけど。。
歩き出してすぐに馬場があり、厩舎が見えた。
そう言えばここ、浜辺でホースライディング、ってのが有料であるんだった
っけ。覗きこむが馬は見えず。
代わりと言ってはナンだけど、その先には牛がいた。
その時になって2人共初めて気付いたんだけど。。よ〜く見たらあっちにも
こっちにも牛いっぱい。。(-.-; 
私もSも、ここの牛乳は自給自足である事に何故だか確信を持つ(笑)

ずいぶん海から離れてしまったので砂浜に戻る。
2人3脚のように足並み揃えてすごいスピードでさくさく歩いていく白人さん
壮年夫婦にならって裸足で歩いてみたら、ビーサン履いてるより遥かに歩
き易い。。それにしてもこの夫婦、早い。
私達の横を抜かしてちょっと先まで行き、Uターンして私達とすれ違い、
今はもうあっちの彼方にいる。
それって。。散歩。。じゃないよね。。?ウォーキング??(^-^;
私達も全然近づかない岬まで行くのは諦め、適当な所でUターンし、今度
はそのまま海岸沿いを歩く。小さな湾になっているこのビーチの左端はかな
り急な曲線を描いて湾曲し、ジャングルの中で終わっているようだった。
馬場の近くまで来たら、いきなり奥の方からキレイな馬が7〜8頭わらわらっ
と駆けて出てきてビックリ(*_*
ちゃんと人間がついてたから、散歩か何かしてきたのかな??
でもこうやって歩くと、自分たちが泊まっているホテルが本物の大自然の中
にぽつん、とある事がよく分かって嬉しくなった。          

ビーチの左端から右折し客室棟の方へ向かう。
そのまま部屋には帰らずに客室棟の裏にあるネイチャーインフォメーションの
横の道を歩く。ここは客室棟に沿ってある道で、ジャングルとの境になって
いる。横道の誰も来ないような所にカメ池やアヒルの檻があり、それを見て
いる間に蚊にたかられる(T-T)
段々雲行きも怪しくなってきて、10時前に部屋に戻ったらすぐに昨日より
激しいスコール(-.-;風もすごくて台風みたい!
昨日オランウータン見ておいて良かった〜〜、と言いつつ、部屋でだらだら。
出発の準備をする。部屋も広かったし居心地も良かったし、自然が多くて
気持ちの良いホテルだったのでちょっと淋しい。

           
            友人へのお土産用に買ったラフレシアの灰皿。。

昼前にチェックアウト。すぐに終わりロビーでぐだぐだ待っていたら、初日と
違うおにーさんのガイドが来た。
ミニバスに一緒に乗り込んだのは、私達2人と、初日も一緒だったちょっと
ナゾの一人旅の初老のおじさんと、もう一人とってもアヤシゲなおじさんの
計4人。
ここに連れて来られたのは夜だったので、へぇ〜こんな所通ってたんだぁ。。
と前列に座った私達は外をきょろきょろ。
後の席で、日本は不景気でたまらないという話とか、ラサリアの食べ物は
不味かった!という話を初老のおじさんAに話かけてるアヤシイおやじB。。
おじさんAはどうやら人懐っこくて話好きな様子。
でもおやじBの大した事無い内容の“オレは海外行き慣れてるんだぜ自慢”
を散々きいた後、「実は私、タイのバンコクに駐在してた事ありましてね。。」
と切り出して、実はおやじBより本当の意味で海外慣れしてる事をバラす
あたり。。なかなかやるなっおじさんA!(^-^;
おやじBはホテルまでは行かず、途中のコタ・キナバル市内中心にあるその
名も「センターポイント」というデパートで下りる。
そこから15分。シャングリラ・タンジュン・アルー・リゾート到着。
ラサリアからは30分弱?ってところ。

部屋は2階。木々の梢より低いのであまり景色は良くないが、広い。
ツアーギフトでもらったオランウータンのぬいぐるみは小さくってラサリアで売って
た物の方が数段可愛かった。
部屋に入ってまず驚いたのは、近くに空港があるせいでとても五月蠅い事。
窓を開けてないのに結構な轟音が聞こえる。
今まで大自然の中にいたので、かなりギャップを感じる。

ま、それはさて置いて、14時近くなってお昼食べよう!とホテル内のチャイニ
ーズレストラン「香宮(シャンパレス)」に慌てて行く。
ここではランチ限定で飲茶をやっていて、美味しいんだよ!と前にここに泊
まった事のある友人Yから聞いていたからだ。
シートにチェックを入れてオーダーする方式になっていて、英語と中国語で
30種くらいのメニューが書いてある。
英語よりやっぱり中国語の方が解る。。とは言え、知らないメニュー多数。
一か八かで注文し、プーアル茶をもらう。
蛋撻(エッグタルト)も四川風ゆで卵と皮蛋入り揚げエビ団子もエビ・ニラ入
り揚げ餃子も、上海風エビ豚焼売もチキン入腸粉も蓮の葉包みおこわも。。
激うまっ!どれも味もいいし、飲茶としてのグレードも高い。
なんとプーアル茶は飲み放題でサービス。
本当は14:30クローズだったので、最後の最後で飛び込み!で入店。
広くてキレイな店内にだ〜れもいなくなってからも、チャイナドレスをきちんと
着こなした美しいサービス係のおね〜さんのサービスはとても丁寧でスマート。
ちょっと贅沢した気分になる(^-^*けど!
こんなに食べて2人でRM35(約1200円くらい?)。安過ぎ!
ここはいい!お薦め(^-^*b

15時ころそこを出て、入口すぐ脇の道から熱帯の植物をキレイに配した庭
を通り、海沿いに出る。
海岸に沿って作られた木製のデッキをぐる〜っと歩くが。。
ビーチが狭く岩場ばかりで、しかも海がめちゃくちゃ汚い。。プールも狭くて今
ひとつ。。
私もSも「ラサリアの方が良かった」と同じ感想を抱く。かなりがっかり。。

雨こそ降っていないが曇り。故に海の色も冴えない。風が無く蒸し暑い。
ホテルショップに行くがここもラサリアのショップより狭く品数が無い。ここの方が
断然古いんだね。。という作り。
本物のラフレシアの写真を使ったポストカードを数枚、真剣に見てたら気持ち
悪くなった(^-^; 
蚊遣り魚(“その1。のTop画像を参照♪)の陶器、茶色バージョンが売って
いて心が騒ぐが、RM25もするし大きいし重いし。。諦める(T-T)
隣のいかにも中国系の黒いブチ眼鏡のおじさんのいるアヤシゲな物ばっかり
置いてあるバティックのお店で、ナゾのマグネット(おじさんはこれを“タマリンド”
だと言うけど。。私にはナゾの茶色い豆の莢にしか見えない。。)を何故か
買ってしまう(^-^;
17時ころ、部屋に戻る。エアコン効きすぎてて寒い。。
ちょっと歩き疲れたので一休み。明日の夜にはここを発って日本に帰らねば
ならない。最後のディナー、どうしようかな〜。。

                              その5。につづく。