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*道楽的大阪・京都紀行* 
期間:2002/11/18(月)〜11/20(水) 行先:大阪→京都

その1。究極の道楽旅のはじまりはじまり〜〜(^-^;





11/18(月)
昨晩のGacktのコンサートの興奮冷めやらぬまま、早朝起床。
寒いが快晴の様子。しばらくして昨日はウチに泊まったSが起床。
さくさく準備して新横浜へ向かう。
時間の余裕をたっぷり取ったおかげで、新幹線の時間のかなり前にきちんと
到着する。そして旅立ちの楽しみ駅弁の品定め(笑)
グレイスホテルのシェフ製という“季節の弁当”と崎陽軒の“横浜チャーハン
弁当”を購入し、早めに改札を通る。待合室奥の売店やホームのお弁当
売り場をのぞき豚汁なんか買いつつ、7:50発ひかり203号の到着を待つ。
座席はその車両の一番後ろ。こういう席は後に荷物が置けるし心置きなく
座席をリクライニング出来るので結構嬉しい(^-^)
“季節の弁当”は800円なのに2段重ねで豪華。こいつは出だしから縁起が
いい(笑)“横浜チャーハン”も冷めていてもパラッとしており美味。
碧空にくっきり裾野まで浮かぶ富士山などを愛でつつ、半分づつ食べる。

このひかり203号は名古屋の先は各駅停車だそうで、米原やらナニやらと
結構停車しながら終点の新大阪に向かう。
10:45新大阪到着。JRで大阪駅まで出て環状線外まわりに乗り換える。
ホームに△印と○印が2つづつ付いておりその間に数字が書いてある。
これで各停と急行とかと乗り場を見分け、電光掲示板の到着表示の横に
ある“△1〜8”等を見てどこで待っていればその電車が来るのか分るように
なっているらしい。これは東京のJRより分りやすいシステムだ。
こういうど〜でもいいような所でいきなり感心してしまった(^-^;;

大阪から一駅、「天満」で降りる。駅を出るといきなりモール付きでローカル
な商店街。
そこを横切ると広い道路があり、目の前になんとも珍妙なデザインの大きな
ビルが。。と思ったら、関西テレビのビルらしい。
その横は広い広い扇町公園になっていた。着物姿の女性が数人、そちらに
向かって歩いていくのがちょっと場違いな風景(^.^;;
公園の入り口に“平成中村座”の幟が微風にはためいているのが見えた。
大荷物背負ったまま幟が立つ道に沿って進む。
向こうの土のグラウンドらしき所に幻のように、突然現れたかのように巨大な
芝居小屋が見えた。微風と人の歩いてつくる風に、ゆっくりと茶色の土埃が
舞い、なんだか昔むかしにタイムスリップしたかのよう。
入口前には見事な菊や山積になった中村座の銘の入った酒樽。たくさんの
幟がはたはたと風に遊ぶ。
小屋の入口上には紺地に白抜きで銀杏葉の紋―中村屋の紋。
その両脇に今の演目“夏祭浪花鑑”と“法界坊”の巨大な絵看板。
まだTVなんか無い時代の人々のように、それを見ただけでわくわくする(^-^*

もう開場していたので、すぐに中に入る。
お弁当買うなが〜い列の後ろに並び、結構豪華そうな“幕ノ内”と“柿の葉
寿司”6ヶ入りを購入。
そんな事しつつしばらく入口うろうろしていたら、後の方、入口近くで嬌声が
上がる。
弁当下げてそちらを眺めると、町人姿の中村橋之助がうろうろしてた(@.@;
他にも数人、町娘や若衆、あめ売りに強面の人が数人うろうろしているのに
気が付く。
そして小屋への入口のまん前でいきなり小芝居開始。
町娘にちょっかい出した若い町人を花笠背負った数人の若衆が追いかけて
いき、残された町娘にあめ売りが「あんた達も気を付けなさいよ」などと声を
かけていたり、去っていく一団をみながら眉を顰
めてこそこそしたり(笑)ここから気分はもう江戸時代なのだ。

昼の部の演目は“夏祭浪花鑑”。
席は2階1列で、舞台向かって左の真横、サクラ席のすぐ横で真横に幕が
閉まる席。これはなかなか舞台にも近いし、面白そうな席だ。
コンサートなんかだと普通は放送で入るケータイやカメラなんかの“観劇中
の注意”は商人姿と町人姿の二人組がアドリブ入れてやっている。
ざわざわと、なんだか浮かれた雰囲気が小屋の中に漂っている。
開演11:30。序幕は華やかな廓の景色から。堅苦しくなく分りやすく崩して
あるので分りやすい。出演者みんなが楽しんで演っているのが伝わってくる
楽しい芝居。どんどんと話が進んでいく。
幕を閉めずに出演者がいろいろ持ってきて舞台装置を作ってみたり、これ
は午後の部での話なのだが主役級の2人(中村扇雀と中村福助)が前の
場面で畳んであった畳を開いてみたり、と自由な演出がまた楽しい。

途中、幕間に舞台のまん前辺りの座敷席の前数列にビニールの合羽と膝
を覆うものが配られる。
この演目を以前に観て知ってる私は「はは〜ん」と思ったが、舞台も席も
全部見渡せる2階席では「何?何??」とザワメキが起こった(^-^;
この次の場面はかなり舞台の準備に時間がかかるハズなので、この幕間の
間にお弁当をいただく。
はじめにSが幕ノ内を半分食べ、私が柿の葉寿司を半分食べて交換。
柿の葉寿司は「吉野」という会社のもので、半分(3個)全部がマスだった
ので「あれ〜?」と思っていたら、Sが食べてるのは白い。。
全部サバの様子。。ああ。。二色入っていたのね。。(T-T)

そうこうしているうちに幕が開く。
今まで普通の舞台だった所に、掘割が出来ていて、茶色の泥水が溜まって
いる。この場面は暗くて陰惨な場面なのだが、義理堅い侠客団七(勘九郎)
と義父義平次(笹野高史)のコミカルで達者な演技で面白く見せる。
それがどんどん深刻になっていき。。
クライマックスは団七の義父殺しのシーン。
止めを刺しての見得があって、その後急に暗い場面から裏手の戸が開き、
明るくなってだんじり祭りのお囃子と同時に跳ねて踊る男衆がなだれ込む。
この明暗の展開が見事で、義理のとは云え父を殺してしまってざんばら髪で
半分狂ったようにふわふわとその賑わいに翻弄されつつ去る団七の姿を描く。
最後の捕り物場面は以前観たコクーン歌舞伎とは全く違う演出(演出家は
同じ)で、小道具の使い方が凝っていて良かった。
この時も舞台奥の戸を開いて、奥行きのある舞台にしてしまう。
そこはもうすっかり外で。。。そこの芝生の上で眺めている人も数人いるのが
見えるくらい普通の公園の光景なのだが、そこまでだだだ〜〜っと団七の姿
のまま勘九郎が逃げていき、それを追っ手が追い掛けるという芝居そのまま
に駆け出して出て行ってしまった(@0@; 
囲いの金網も越え、本当に外まで駆けて行ってしまい何かしているらしく、
外では嬌声、外が見える座席では笑い声が起こる。
しばらくして舞台に戻ってきて大団円。
勘九郎さんは小屋の中の人にも外の人達にもしっかりご挨拶していた(^.^*

ここで一旦外に出される。
私が途中で筋書きを見失ってしまい(結局ちゃんと見つかったけど)、振舞い
酒をもらい損ねる。
欲しいのはお酒じゃなくて枡なんだけどね。。。残念っ(涙
夜の部までは間がある。
荷物背負ってこの扇町公園すぐ横にある「シャンピアホテル大阪」にチェック・
イン。芝居小屋から3〜4分?ってところ。これはホントに近くて良かった。
ツインで1室9450円のビジネスホテル。部屋は狭いけど、この値段でここまで
キレイでバスタオルもタオルも浴衣もあって湯沸しセットまであれば充分充分。
私より巨大な荷物を背負ってきてたSもここでやっと一息。。

少し休んですぐに近所の散策に出る。今日はこれから夜の部観るし、明日
は京都に移動するので、折角だからとうろうろする。
公園沿いの道路に沿って、駅から長く続く商店街側に向かって歩き、川の
上と高速道路の下を過ぎる。
商店街手前の横道にあった和菓子屋さん前の“お菓子とうふ”という手書き
の張り紙に惹かれお店に入る。
団子もおはぎも美味しそうなきちんとした和菓子屋さんで、人のいい優しい
おばちゃんが好印象。
お菓子とうふはふわふわしたモノらしく、抹茶・ゴマ・いちごの3種。1個づつ
でもいいわよ、という言葉に甘えて1個づつ。あと胡桃団子という串団子を
2本もらう。「菓風庵」というお店です(*^-^*)

それを持ってぷらぷらと公園内へ。キレイなプールや噴水なんかもあり、とても
素敵な公園だ。
小屋の周りを歩いたり、何故だか人気者らしい警備員のおじさんの口上(笑)
や若衆姿のおに〜さんの呼び込み口上なんかを聞きつつ、夜の部の開場を待つ。
あまり高い建物がなく、ぱっかり広い空は快晴。気持ちいい程度の風。
いや〜いい日だねぇ。。。

                             その2。につづく。